市長記者会見を開催しました。
日時:令和7年7月30日(水曜日)午後4時~4時50分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
内容:
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和7年7月30日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
本日はご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。
はじめに、水道水の渇水対応についてご説明いたします。資料ナンバー1及び2をご覧ください。
市民並びに事業所の皆様には、連日の猛暑の中、節水にご協力いただき心から感謝を申し上げますとともに、ご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。
市では、先週の金曜日に、渇水対策統括本部を立ち上げ、全庁を挙げて渇水対策に取り組むとともに、市民の皆様に対し、これまで以上の節水の徹底に取り組んでいただくよう、重ねてお願いしたところであります。
その結果、節水対象区域における配水量は、節水要請前1週間の1日あたり、おおよそ3万6千立方メートルであったのに対して、直近では3万立方メートルを下回る日々が続いており、昨日は約2万7千立方メートルまで減少しております。
市民の皆様の節水に係る取組の効果が大きく表れているものと、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
こうした節水効果の状況を踏まえ、8月3日(日曜日)までに断水の予告を行うことは予定しておりません。
また、これまでガス水道局からは、断水のおそれがある場合は10日前までにお知らせすると説明しておりましたが、今後、断水のおそれがある場合は、14日前までに公表することに見直してまいります。
したがいまして、今後も節水の取組の継続が大前提となりますが、お盆過ぎの8月17日までは、断水を回避できるものと見込んでおります。
そうした中ではありますが、本日、7月30日午前7時現在の正善寺ダムの貯水量は35万2千立方メートル、貯水率は13.0パーセントとなっており、依然として厳しい状況が続いております。
引き続き、断水を何としても回避するため、節水対象区域内において、既にご協力いただいている皆様には、現在の取組の継続を、また、更なる取組が可能な皆様には、より一層の、一段のご協力を、重ねてお願いする次第であります。
あわせて、節水対象区域外においても、給水スポットの最大限の活用や、今後予定している温浴施設の開放などにより、水道水の使用が見込まれることも踏まえ、節水に最大限のご協力をお願いいたします。
一方、市では現在、断水を何としても回避するため、可能な水道水を確保すべく、出来得る限りの対策を検討し、懸命に取組を進めております。
一例として、上越妙高駅付近及び岩木地内の消雪用井戸からの緊急取水、早期通水を図るべく、昼夜を問わず24時間体制で工事を進めております。それらの内容については、具体的な目途が付き次第、適時に公表させていただきます。
また、更なる節水に向け、節水対象区域内の皆様を対象に、節水対象区域外の民間1施設と公の温浴施設の8施設において、明日31日・木曜日から無料で利用いただけるよう、準備を進めるとともに、一部のスポーツ施設のシャワーの開放についても検討を進めております。
このほか、農業分野におきましても、渇水対策として、これまでのポンプの購入に係る支援等に加え、新たにミキサー車や散水車の借上料など、水を運搬する経費への支援を拡充するほか、開放する消雪用井戸の増設を行ってまいります。あわせて、今後とも気象状況を注視し、関係機関・団体との情報共有や農業者への情報発信に取り組んでおります。
農業者の皆様におかれましては、今後も降雨が少なく、また、厳しい暑さが続くとの予報もありますので、高温や干ばつに伴う農作物等の管理対策に努めていただくとともに、熱中症対策にも十分にご留意いただきますよう、お願いいたします。
このように、市として懸命に対策を進めておりますが、断水を回避するには、市民の皆様の引き続きのご協力が何より必要となってまいります。
とりわけ、節水対象区域内の皆様には大変なご不便をおかけし、誠に申し訳なく、心苦しいところではありますが、引き続き、熱中症や感染症に十分ご注意いただきながら、節水対象区域外の皆様も含め、これまで以上に徹底した節水の取組を、改めてお願いいたします。
最後に、市内では、7月15日以降、9件の火災が立て続けに発生しております。市民の皆様には、屋外における不要不急の火の取扱いを控えるなど、火災予防の徹底をお願いいたします。
次に、昨日、三田市を訪問し、私のコメに関する発言について、田村三田市長並びに三田市の農業者の皆様に直接お詫びを申し上げる機会をいただきましたので、ご報告いたします。
三田市では、田村市長並びに兵庫六甲農業協同組合の平尾代表理事組合長を始めとする農業関係者の皆様と面会し、この度の私の発言により、三田市並びに三田市民の皆様、農業者の皆様、関係者の皆様の心を傷つけ、大変ご不快な思いをさせてしまったこと、また、多大なるご迷惑をおかけしたことを心から深くお詫び申し上げたところであります。
平尾代表理事組合長を始めとする農業者の皆様からは、この度の私の発言による農業者の皆様の強い憤りや心の痛みをお聞きするとともに、三田米の評価の回復に向けて真摯に取り組んでほしいとのお話がありました。
また、田村市長からも、三田市民の皆様の憤然たる思いをお聞きする中で、私から、三田米の評価の回復、三田市並びに農業者を始めとする関係者の皆様からの信頼の回復に向けて誠心誠意、取り組ませていただきたいと改めてお伝えしたところであり、この度、私の訪問を受け入れていただいた田村市長を始め、皆様の寛大なご対応に心より感謝いたしております。
今回の訪問では、三田米の生産現場にもご案内いただき、米作りに従事されている法人の方から三田米の特徴や日頃の米作りで苦労されている点などについて直接お話をお聞きすることができました。
さらに、実際に三田米を試食させていただいたところ、大変美味しいお米でありました。農業者の皆様が丹精込めて育てられ、ご努力を重ねて来られたことに思いを巡らす中で、改めて、この度の私の発言が、関係者の皆様への敬意と配慮を欠くものであったと猛省しております。
こうした三田米の美味しさを伝えるべく、三田市の皆様との意見交換の中では、三田米の評価の回復に向けた取組案として、首都圏において三田市とのコラボイベントを行い、三田米をPRする提案をさせていただいたところであります。
引き続き、三田米の評価の回復と、三田市並びに関係者の皆様の信頼の回復に向け、誠心誠意、尽くしてまいりたいと考えております。
私からは、以上です。
(記者)
市長のご説明の中で、8月17日までは断水を回避する見込みだということがありました。
それと、従来10日前までの告知だったのが、14日前までになるということと合わせて、現在、消雪用井戸を利用するための工事に着手しているように聞いているのですが、これについて、どのくらいのパイプを引くかということをお尋ねしたいのですが。
(市長)
ガス水道局からお答えします。
(ガス水道事業管理者)
今ほどのご質問については、上越妙高駅付近の消雪用井戸のことと思いますが、そちらについては、井戸が3本ございます。
そのうちの、まず1本の工事に着手いたしまして、近々に完了するという見通しを持っております。3つ合わせて1日当たり8,000立方メートルの能力がございます。
ただ、実際に1本通してみて、1本当たりの配水量といいますか、くみ上げ量をみないと、8,000そのものが集積できるかどうかというのは不確定なところはございますが、その能力といいますか、揚水量の能力からすると、およそ8,000立方メートルということでございます。
上越教育大学付近の井戸の方は、約1,500立方メートルを見込んでおります。
こちらも今ほど申し上げたとおり、実際に通してみないと分かりませんが、見込みとしては1,500ということでございます。
(記者)
上教大付近は2カ所ですか。
(ガス水道事業管理者)
上教大は、上教大の井戸が1カ所と、それから個人のお宅からお借りするものが1カ所ございます。その2カ所合わせて、およそ1,500程度と見込んでいます。
(記者)
5本の井戸から合わせて9,500ぐらいを持っていくと。「配管工事」と書いてありますが、イメージが掴めないのですが、どんなパイプを持っていくのですか。
(ガス水道事業管理者)
上越妙高駅の方は、200ミリメートルの管というふうに予定をしています。
塩ビ管のようなたぐいの、直径200ミリが主体の管です。それを、ポンプで圧送するということになります。距離にして2.3キロメートル、それを3本ということになります。
(記者)
上教大の方は。
(ガス水道事業管理者)
そちらは1.4キロメートル、1本です。
個人のお宅のものと、上教大のものを途中で合流するということになって、正善寺浄水場までは1.4キロメートルということです。
(記者)
いくつかお伺いします。
まず断水の予告の件なのですが、市民が一番重要視しているのは、断水がいつ、どのぐらいの規模で、どういった形態で行われるのかということだと思うのですが、いろいろと取り組みをされていること、14日前にはお知らせされるということをお聞きしました。
ただ一方で、お盆は帰省の時期にもなりますし、お年寄りの一人暮らしで不自由されている方の介護をしている方もいらっしゃいますし、いろんな生活背景を持った方が、断水はいつになるのかというふうに不安な問い合わせをされていることも事実です。
実際にこれ断水は回避できるのでしょうか。それとも断水は不可避なのでしょうか。
(市長)
これはやはり、今節水をしていただいている皆さんのご協力もありますし、私たちが水道水の確保に向けて、いろんな井戸の水を城山浄水場に、或いは正善寺ダムの方に送る努力の積み重ねだと思いますので、本当に断水が回避できるかどうかというのは、私たちとしては、できるだけ断水が起こらないようにしていきたいという思いですが、それがないと確実には言えないと思っております。
(記者)
そうすると、正善寺ダムの水が、例えば「飲み口より下にある水を除いて使えなくなってしまうので、この時期には確実に水がなくなります」という見通しも、今は市民には示せないという状況でしょうか。
(市長)
7月29日、12,465立方メートルということですので、30日、今日までの間で0.5パーセント減っております。残り13パーセントですので、あとは皆さんからいろいろと計算いただければいいのではないかと思っているのですが、これをさらに努力をしていきますと、さらに正善寺ダムの貯水の減少率が減っていくのではないかと。それによって、その断水の期間も先送りできる、又はしなくても済むようになっていくということになります。
(記者)
分かりました。
(ガス水道事業管理者)
お答えいたします。
まず我々は断水回避に向けて、全力を挙げるということです。
そのために市民の皆さんから、節水に最大限のご協力をしていただいているところでありますし、その結果、確実に数字に表れてきております。
正善寺浄水場の配水量、それから正善寺ダムの貯水率につきましても、節水の要請前はダムの貯水率は確実に1パーセントずつ落ちていたのが、直近では0.5パーセントということで、半分に緩和しているという状況が見受けられるところでありますし、その後、給水スポットの設置、それから城山浄水場の処理量も少し増えてきています。それから三和の浄水場を運転稼働しました。
等々の要素も兼ね備えて、先ほど市長が申し上げました、少なくとも8月17日までは、断水は回避できるというふうに申し上げました。
その後、先ほど少し話題になりました地下水の利用、そういったものを見込むと、断水の恐れがあるといわれる日が、後ろ倒しになっていきます。
それを最大限、それ以外の取り組みをこれから行う予定としておりますが、そうしたことによって、断水の恐れがあるという日を8月末、それから9月末というふうに、伸ばしていくということが、今我々が取り組んでいるところですので、さすがに、秋口になって、雨が降らないということは、少し想定しづらいのですが、それでも全く雨が降らなかったとしても、ここまで伸ばせますよということは、様々な取り組みを行った時点で、情報開示をして、これぐらいまでは大丈夫ですよという情報も併せて、市民の皆さんにお伝えしてまいりたいというふうに思っております。
(記者)
ガス水道事業管理者に重ねてお伺いします。
断水を回避するために、市民には節水をお願いする。当然のことかと思いますが、節水をして不自由な思いをさせて、かつ断水の時期も示さないというのは、よほど不誠実なのではないかと思うのですが、どうですか。
(ガス水道事業管理者)
不誠実と思われるかもしれませんが、その時期を示すということが、現時点では難しいということです。
何となれば、今申し上げた種々の取り組みをすることによって、断水の日というものが、徐々に後ろ倒しになっていくということになりますので、どの時点で断水になるかという部分については、現時点では言えないということなのです。
それは我々の取り組み、それから市民の皆さんの節水の取り組みによって、その日というのは、どうしても変わりうるというふうに思いますので、現時点で不確実な情報は申し上げられないということで、ご理解をいただくしかないというふうに思っています。
(記者)
重ねて伺います。
水道供給事業者として市民に節水を強いていることについて、何かお考えがあればお聞かせください。
(ガス水道事業管理者)
大変申し訳なく、思っております。
(記者)
それだけだということですね。
申し訳ない程度だということですね。
はいありがとうございます。
(ガス水道事業管理者)
いいえ。
(記者)
答弁は結構です。
質問を変えます。
昨日三田市を訪問されました。謝罪をされました。
昨年は、ご自身の失言後に処分のあり方を示されて、市議会で諮ったが否決されましたが、今回については、ご自身の処分というのはいかがでしょうか。
(市長)
これから三田市そして農業者の皆さんと、三田米の評価の回復に向けて、取り組みをしていかなければいけませんし、今、特にこの上越市内では渇水の問題が起こっており、これについては喫緊の課題だと思っておりますので、私の進退については今のところは考えておりません。
(記者)
進退ではなくて、処分のお話なのですが、前回は給料を5カ月カットするという処分案を出されました。今回はそういったご自身への処分というのはご検討なさらないのですか。
(市長)
今のところ、そういうことは考えておりません。
(記者)
農業用水の問題、農業関連の渇水の問題です。
すでに収穫が見込めなくなっている水稲があります。所得の補償を行う考えはありますか。
(市長)
担当部署からお願いします。
(農政課長)
今、出穂時期を迎えて、とても水が必要な時期になっています。
今日も支援策1つ、用水対策で打ち出させていただきました。
すでにお話があったとおり、枯死をしていたり、食用米ではなく粗飼料に転換したりというような対応をとられている方もいらっしゃいます。
現時点で、そういった収入減になったところへの支援というのは、今そこまで話が至っていないというところでございます。
(記者)
検討しないということですか。
(農政課長)
まずは、用水の確保、そしてそのあと、収入減になったところに対する対策というのは、引き続き支援策として考えていくのですが、現時点ではまだ結論といいますか、そういうところまでは至っておりません。
(記者)
では話題を変えます。
昨日、民間の調査会社から上越市が誘致した市内のIT企業が、破産開始決定を受けたということで、報道されました。
おそらく補助金等支給されていると思いますし、立地から倒産まで1年数ヶ月かと思うのですが、上越市としてはどの程度被害と認められる金額が出ているのか、教えてください。
(市長)
担当部長からお答えします。
(産業部長)
破産の手続きを開始した事業者さんがありまして、ここに関して市からの補助金はありません。
県の方からの補助金が少しあるというようなことで聞いております。
市としては今後とも、状況の把握をしながら、市として必要な対応があれば、前向きに検討していきたいということで考えております。
(記者)
私から以上です。
(記者)
今ほどお話のあった、三田市への謝罪を昨日されたと。以前の会見で、進退についてはまず謝罪が先であって、そこは謝罪がないと考えられないということだったのですが、今のお話だと、今度はその謝罪したあと三田米の評価の回復をやらねばならないと、もう1つは喫緊の課題が渇水なので、進退について考えていないと、今のお話だったと思うのですが、そうするとその評価の回復と、渇水対策が一定の目途がついたあたりで、進退について何らかの判断をされるという理解でいいですか。
(市長)
今のところ、どういう状況になるか分かりませんので、そのことについてはお答えできません。
(記者)
一方で、この三田市とお米のお話をめぐって、市議会からは総意として、辞職せよという意思表示がされたわけですが、その辺の対応についても今のお話と同じように、進退について考えられないということでしょうか。
(市長)
はい。様々な状況を加味しながら、考えたいと思っております。
(記者)
それと今またお話のあった、IT企業の関係なのですが、ビジネスですから成功したり失敗したりとかあると思うのですが、一方でIT企業の誘致というのは、中川市長がやられてきた中で、1つの成果としてこの間語られてきたと思うのですが、今回せっかく誘致された企業がこういう形になったということについては、ご自身どういうふうにお考えでしょうか。
(市長)
できるだけ発展していただきたいという思いはありましたが、企業については、状況によっていろいろ変わると思いますので、また新しい企業を誘致していかなければいけないと思っております。
(記者)
三田市の謝罪に話が戻ってしまうのですが、前回の会見までは「三田のお米がまずいとは言っていない」という見解に立っていたと思うのですが、それは今も同じですか。
(市長)
はい、同じです。
(記者)
細かい点になるのですが、この温浴施設の無料開放について、利用の際に対象者の確認をすると書いてあるのですが、これはどのように確認されるのでしょうか。
(市長)
節水対象区域内の人たちということです。
(記者)
それは、身分証明書か何か。
(財務部長)
節水対象区域に居住する市民ということで設定させていただきますが、その確認方法は、当日フロントなり、受付なりに来られたグループの代表者の方から、自ら記名をしていただいて、簡単な住所とお名前を記名していただいて、お連れの方の人数を書いていただいて、そこで入場していただくというようなことを、今考えております。
(記者)
何か事実確認といいますか、どういうふうにお考えでしょうか。
(財務部長)
例えば、免許証やマイナンバーカードで住所を確認したら、というようなお尋ねかと思いますが、今回につきましては緊急事態でもあり、市民の方の便に寄与するということもありますので、自己申告という形の申請ということで、対応していきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
関連でお聞きしたいのですけが、温浴施設で「市民」とあるので、これは住民票が上越市にあるということだと理解しているのですが、例えば住民票を移していない大学生の方ですとか、転勤の方ですとか、そういった方というのは対象にならないという理解でいいでしょうか。
(財務部長)
今申し上げましたように、住民票があるかないかというような、極めて厳しい判断ということは考えておりません。
居住されておられる方や、例えばその節水区域におられる方を介助・介護される方、帰省された親戚の方、そういった方々を、ご本人のグループとして全て可ということで対応したいと思いますので、申し上げましたように、自ら記入していただいた住所とお名前とグループの人数、これを無料の対象の根拠とさせていただきます。
(記者)
確認ですが、居住実態があれば、それは無料対象とみなすということでよろしいですね。
(財務部長)
そう考えております。
(記者)
ありがとうございます。
若干細かい質問になりますが、今日の正善寺ダムの貯水量13.0パーセント、これは朝7時時点ということでいいでしょうか。
(市長)
そのとおりです。
(記者)
2週間に見直すこととしましたというふうにおっしゃいましたが、それはどういうお考えから、その10日から14日間というふうになったのでしょうか。
(市長)
いろいろな事業をやっていらっしゃる方がいますので、やはり10日では間に合わないということがありまして、できるだけ長めに、ある程度予測を踏まえた上で、皆さんにお知らせしていこうという努力です。
(記者)
少なくとも3日までは、断水の予告をする予定はないということで、逆に言えば早くても4日以降という理解でよろしいわけですよね。
(市長)
今、報告しました例えば消雪用の井戸であるとか、いろいろ様々なもの、今トライしておりますので、実績についても、また合わせた上で、その時点において速やかに皆さんにお知らせしたいと思っております。
(記者)
そうしますと、4日以降なるべく早い段階で、その後の状況についてはリリースなのか分かりませんが、市民の皆さん3日までは大丈夫だというふうに思うと思うのですが、それ以降のこと、また関心を持たれるのかと思うのですが、それについてはいかがでしょうか。
(市長)
まずは上越妙高駅の消雪用井戸を一本つなげた上で、どれぐらいの量が確保できるかということをきちっと見極めた上で、また皆さんにお知らせをするということになると思いますので、1日か2日か分かりませんが、その辺りになるかと思っております。
(記者)
金曜日か土曜日に何か発表もあり得るということで。
(市長)
情報が確実になった場合には、お知らせをするということでございます。
(記者)
分かりました。
17日までは、要するに2週間、14日間は大丈夫だという見込みで、17日までは断水はないということだと思うのですが、その後の、例えば今おっしゃったような工事の進捗状況ですとか、何かそういう動きがあった場合というのは、なるべく早くアナウンスしていただけるという理解でよろしいですか。
(市長)
毎日、皆さん方に情報提供させていただいておりますので、その中でも、そういう事項について、報告することがあると思います。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
渇水の関係で、市の取り組み方といいますか、基本的なところをちょっと伺いたいのですが、今回の問題は4月の、県の発電用の配管の破断から始まり、今年は特に6月、7月になって雨が降らないという状況はあったにせよ、こういう異常気象が毎年続くような状況でしたら、その破断になった段階である程度こういうことになるかもしれないというような予測といいますか、その上で、対策を打つべきものが、やはり市政の担い手という人なら必要だったのではないかというふうには、私は思うのです。
6月ぐらい、かなり厳しくなってきてから、いろんな対策を打たれている。
その対策を打たれていることに対しては、皆さんのご努力には敬意を表しますが、断水の恐れというような状況になる前に、もっと早く手を打つことができなかったのかという疑問がどうしても拭えないのですが、その辺市長はどのようにお感じになっていらっしゃいますか。
(市長)
4月の事故以来、地下水の浄水場の稼働、或いは正善寺浄水場の配水量の増加等で、夏場の渇水期に相当した対応を行ってきました。
また沢山川の緊急取水等によって、多少の少雨になった場合でも、夏場を乗り切れるものというふうに考えていたために、早い段階での節水要請は考えていなかったということです。
(記者)
予想以上にこの夏場の水不足、雨が降らないというものが、当時市長が想定されていた以上の状況になってしまったというのが、やはり大きな要因なのでしょうか。
(市長)
はい、やはり、もう少し早く対応していてもよかったかと思っております。
(記者)
昨日、三田市で市長が最後ぶら下がりの後、田村市長がぶら下がりに応じまして、そこで中川市長の謝罪については一旦受け入れるということでお話していたのですが、それについて市長として、お答えというか反応はありますでしょうか。
(市長)
許されるなら、ということで、例えば先ほど申しました東京の方で行われるイベントについて、提案もさせていただきましたし、その中で田村市長と握手をする機会もありましたので、私とすると、これから三田米の評価の回復に向けて、連携をしていくというふうに受け取っております。
(記者)
昨日提案した3つの都内のイベントに、田村市長は行ければ私も行きたいというふうなことをおっしゃっていたのですが、中川市長はこちらには参加する予定というのはあるのでしょうか。
(市長)
8月7日に1つイベントがありますが、今の渇水状況がありますので、私自身は上越を離れられないと思っております。
ただ、イベントそのものはやりますので、三田市の担当の方は来られるかもしれないです。
(記者)
市長選対応なのですが、前回の会見では「農業者とか田村市長へのお詫びが最優先で考えられない」ということをおっしゃったのですが、昨日何回にもわたり謝罪したということで、それについてはもう、お詫びというのはしていると思うのですが、今、市長選の対応というのは、それでも今決められないのでしょうか。
(市長)
三田市に対してということですか。
(記者)
お詫びというのを昨日散々されたので、そうするとお詫びをしたということで、中川市長の今後の市長選への対応というのは、考えることができる段階にあるのかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
(市長)
ただ、やはり三田米の評価の回復にはまだ至っておりませんので、そこについては、これからも情報共有しながら、連携しながらやっていく必要があると、そのように考えております。
(記者)
とはいえ、10月に市長選があるわけで、少なくともこの一連の3つのイベントは9月まであって、そこまで決められないというと、ちょっと時間が、かなり迫っていると思うのですが、それでもそこまで決められないということでしょうか。
(市長)
ですので、いろんな状況を加味しながら、これからまた考えていきたいと思っております。
(記者)
あと水の方なのですが、先ほど配水量が日々減っているということでおっしゃっていたのですが、それでも市が呼びかけている40パーセントのところまでは達してないということで、我々市民も節水協力しなければいけないと思うのですが、あくまで40パーセントを目指すという上では、これは我慢して欲しいとか、もう1歩踏み込んだメッセージというか、そういうのはありますでしょうか。
(市長)
目標が40パーセントということで、皆さんから節水の努力をしていただきたいということですので、説明方法については様々な手段がありますので、それについては、改めてお知らせしていきたいと考えております。
(記者)
何ていうのですか、どちらにしてもという感じでおっしゃっているのですが、具体的なメッセージというか、そういうのが、これだけ水がないと強いメッセージが必要と思うのですが、その辺いかがでしょうか。
(市長)
皆さんにお配りしたチラシの中に、節水方法について具体的な内容も書いておりますので、それを参考にしていただいて、節水していただければと思っております。
(記者)
危機感という意味でも、今、日本水道協会新潟県支部から給水車が来ていますが、さらに給水車を市外から増やすとか、そういうお考えはありますでしょうか。
(市長)
節水のために啓発の意味でも、給水スポットを増やしていくことは大切だと思っておりますので、これからも、広げていきたいと思っております。
(記者)
水のことに関して、ぜひ市民の皆さんにメッセージをいただけたらと思うのですが。
給水スポットが設置されてまだ1週間たっていないですが、私も個人的に節水エリアですから、土日には給水スポットに水を汲みに行っており、皆さん重たいタンクを持って水を汲んで、ただ、全部入れると重くて持てないから、半分しか入れられないというお年寄りもいらっしゃいました。
そういった中で、この先順調に節水を皆さん続けていけば、このペースで配水量を抑えることができるかと思うのですが、かなり、すでにもう疲れているような様子も見受けられるので、そういった市民の皆さんにぜひ力強いメッセージをお願いできますか。
(市長)
はい、私自身も何カ所か給水スポットの方に行って、空いているところもありますし、混み合っているとこもありますので、そういったところを改めて皆さんにお知らせしながら、できるだけ体については無理をなさらないように、暑いですから、熱中症にもなってしまいますし、できる限りの範囲で、節水をしていただければと思っております。どうか今後も、とにかく節水の手を緩めることなく、ご協力いただきたいとお願いしたいと思っております。
(記者)
ありがとうございます。
皆さん本当にまさに義の心で、一体となって取り組んでいると思いますので、引き続きよろしくお願いします。ありがとうございました。