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中川市長記者会見内容(令和7年8月7日)

<外部リンク>
印刷用ページを表示する 掲載日:2025年8月14日更新

市長記者会見を開催しました。

日時:令和7年8月7日(木曜日)午後3時45分~4時15分

会場:市役所木田第一庁舎401会議室

内容:

  • 渇水の状況とその対応などについて

配布資料

  • 水道水の渇水対応について

配布資料 [PDFファイル/215KB]

市長記者会見動画

会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。

令和7年8月7日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>

市長による説明

 本日はご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。

 渇水の状況とその対応などについてご説明いたします。資料ナンバー1をご覧ください。
 市民並びに事業所の皆様には、この度の渇水に伴い、ご不便とご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げますとともに、連日の猛暑の中、節水にご協力いただき心から感謝を申し上げます。
 先月15日に、全市に向けて節水へのご協力をお願いしてから、約3週間が経過いたしました。
 節水対象区域における配水量は、節水要請前の1週間では1日あたり、約3万6千立方メートルであったのに対し、昨日時点では、約2万4千立方メートルまで減少しており、約33パーセントの縮減が図られているところであります。このことは、市民並びに事業所の皆様の節水へのたゆまぬご努力によるものと、改めて深く感謝を申し上げます。
 一方で、本日、8月7日の午前7時現在の正善寺ダムの貯水量は29万3千立方メートル、貯水率は10.9パーセントとなっております。昨日からの降雨による当該ダムへの流入により、貯水率は、昨日の同時刻と比べて0.9ポイント増加いたしましたが、依然として厳しい状況が続いており、今後の気象予報を見ても貯水率の早期の回復を見込むことは難しいものと考えております。
 こうした中、市では、引き続き、あらゆる手段を講じながら、水道水の確保に懸命に取り組んでいるところであります。
 主な取組といたしましては、上越妙高駅付近の3本の消雪用井戸から城山浄水場に水を供給するための配管工事が一昨日の5日に完了し通水を開始したほか、上越教育大学や飯地内の消雪用井戸から正善寺浄水場に水を供給するための配管工事についても、今月中旬の完了と通水を目指し、急ピッチで作業を進めております。
 また、既に廃止した、旧南城浄水場の稼働に向けた工事も並行して進めており、今月10日の完了を見込んでおります。
 さらに、正善寺ダムの水位の低下を受け、平時では使用しない最低水位以下にあるダム堆砂容量の水について、水質検査を実施し、水道水源として使用できることを確認した上で、管理者である新潟県と調整を行い、今後の取水が可能であることを確認したところであります。
 この間の節水へのご協力による配水量の減少とともに、これらの水道水源の確保に向けた取組の効果も踏まえ、今後の水道水の需給の見通しを改めて精査した結果、引き続き、節水の取組の徹底が前提となりますが、少なくとも9月10日、水曜日までは、断水を回避できるものと見込んでいるところであります。
 来週からお盆に入り、帰省される方もおられるかと思いますが、市では、節水対象区域内の皆様を対象に、節水対象区域外の公の温浴施設8施設に加え、スポーツ施設2施設のシャワーを無料で開放しているほか、節水対象区域外29か所、区域内22か所に給水スポットを設置しておりますので、これらの施設・設備もご活用いただきながら、引き続き、節水へのご協力をお願いいたします。
 また、農業分野におきましても、既に給水を開始している3つの消雪用井戸に加え、本日、高士区北方地内の消雪用井戸で給水を開始したほか、農地の渇水及び高温を理由に金融機関から融資を受けた農業者等に対し、2年分の利子及び保証料を助成する制度を、明日8日から開始いたします。詳しい内容は、明日、改めて情報提供を行いますので、ご了承願います。
 さらに、同じく明日8日には、関係機関・団体と連携し、農地渇水・高温被害の状況調査を実施します。
 市では、引き続き、気象状況を注視し、関係機関・団体との情報共有や農業者への情報発信に取り組んでまいりますので、農業者の皆様におかれましては、今後も高温や干ばつに伴う農作物等の管理対策に努めていただくとともに、作業を行う際などの熱中症対策にも十分にご留意いただきますよう、お願いいたします。
 最後になりますが、一昨日の5日に、国に対して、渇水対策に関する緊急要望を行ってまいりました。国土交通省や農林水産省など関係省庁及び本県選出の国会議員を訪問し、私から直接、当市の窮状を説明するとともに、水道水源の確保や、水田の干ばつ災害への支援などを訴えてまいりました。今後も国等に対し、時機を逸することなく、必要な対応や支援を強く要望してまいりたいと考えております。
 この度の渇水対応におきまして、とりわけ、節水対象区域内の皆様には大変なご不便をおかけし、誠に申し訳なく思っております。断水を何としても回避するため、引き続き、熱中症や感染症に十分ご注意いただきながら、節水対象区域外の皆様も含め、これまでと同様、節水の取組を徹底していただくよう、改めてご協力をお願いいたします。
 あわせて、今後とも、屋外における不要不急の火の取扱いを控えるなど、火災予防の徹底についても重ねてお願いいたします。

 私からは、以上です。

質疑応答

(記者)
 4点お伺いします。
 まず、堆砂容量内の水を揚水して水道水に充てるという方法なのですが、これはいつ頃から始まる予定でしょうか。

(市長)
 これについては未定です。

(記者)
 では、質問を変えます。
 堆砂容量内にある水の見込み量というのは、事前に配布された資料には「未定」と書いてありますが、どのぐらいあると考えていらっしゃいますか。

(市長)
 今のところは不明です。

(記者)
 堆砂量の見積もりというのは分かりますか。

(市長)
 担当からお願いします。

(ガス水道局長)
 本日、県の方から同様の報道発表がありました。
 堆砂容量にたまっている水については、約31万立方メートルと発表されております。容量的には31万立方メートルあるということなのですが、水道水に使用するには当然浄水処理が必要ですので、それを全て使えるかということについては、現在未定というところです。

(記者)
 ありがとうございます。
 それから、7月分のガスの検針時期が過ぎたかと思うのですが、月の半分、対象区域内では節水を要求したわけですが、水道事業供給条例によれば、こういう場合には水道供給事業者免責ということですが、料金の特別措置等を設ける予定はありますか。

(市長)
 担当からお答えします。

(ガス水道局長)
 今回は節水の要請をお願いしております。
 ただ、まだ断水を行っているという状態ではありませんので、今のところ料金の減免ということは考えておりません。

(記者)
 最後の質問です。
 実はこれとほぼ同じ情報が、本日の午前中に、市民の方、複数人から寄せられたのですが、要は、断水が回避されるというような情報だったのですが、市もしくは市長の方で、例えば重要な関係者ですとか、関係団体等に記者会見よりも先に情報をお伝えしたということはありますか。

(市長)
 断水が回避されるということは申し上げておりません。
 9月10日までは、断水の可能性が低いということで申し上げております。

(記者)
 いや、記者会見の前に、そういったことを、例えば重要な関係先であるとか、関係団体とか、市民の一部の方にお知らせしたようなことはないですかとお聞きしたのですが。

(市長)
 そういうことは一切ございません。

(記者)
 一切ないですか。分かりました。以上です。

(記者)
 9月10日までは断水にならない見通しであるということなのですが、これはどういう計算で、水がどうあって、どういうふうに動くと10日なのかというのを教えていただきたい。要するに、9月5日ではなくて、10日である。15日ではなくて10日であるというのは、どういうふうに導かれているのかということをお聞きします。

(市長)
 担当からお答えします。

(ガス水道局長)
 9月10日までの見込みについてお答えいたします。
 今、節水に取り組んでいただいております。
 当然、お盆を迎えるにあたっては、水の使用も増えてくるというところも見込んでおりますが、丸々去年の情報をそのまま当て込んでいるわけではなく、ある程度の節水を見込んだ上で、正善寺ダムの行方を計算しております。
 あと、新たに消雪井戸からの水が、これから浄水場の方に流入してくるであろうという日を設定して、その流入後の原水の確保状況を計算しました。
 ただ、今ほどの正善寺ダムの堆砂容量の水については、現在は見込んでおりません。
 というのは、先ほど申しましたとおり、水道水に浄水処理が可能かどうかというところは、まだ未確定な部分が多々あります。それを見込んでおらない中で、今のところ9月10日までということで見込みを立てております。

(記者)
 分かりました。
 前提としては、その節水の努力というのは、現状と同じ水準で行われているという前提の中で、ということでよろしいですか。

(ガス水道局長)
 はい。
 そこは大変ご不便をおかけするところですが、節水も見込んでおりますので、節水を見込んだ上で9月10日という設定をいたしております。

(記者)
 2点質問させていただきたいのですが、1点目が、昨日少し雨が降って、今日まとまった雨が降りましたが、そこに対する市長としての受け止めを教えていただけますか。

(市長)
 全国的にはいろいろな災害が起きているところもありますが、市内の降雨量としては、今のところ恵みの雨になっているかとは思っております。
 ですので、この程度の雨が続いていただけると助かるかと思っております。

(記者)
 今日雨が降ったことによるダムへの影響といいますか、今回の雨というのは、今後の節水の呼びかけや断水の回避などに影響する程度のものなのか、そこまでは至らないのかというところはいかがですか。

(市長)
 それでも11パーセントを少し超えたぐらいのものですので、先ほど申し上げましたが、すぐに正善寺ダムの貯水率が回復するような程度には至っておらず、節水については、皆さんに引き続きご協力をいただかなければいけないと思っております。

(記者)
 もう1点、お願いします。
 以前の会見の中で、一部の地域で断水することになった場合は、2週間前までに公表するというお話があったと思いますが、これは変更ないという理解でよろしいでしょうか。

(市長)
 はい。それについては今後も同じです。2週間前にはお知らせしたいと思います。

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。

(記者)
 今後、消雪用井戸の活用が始まっていくと思いますが、その水を使うことで、消雪用つまり冬使う水、雪を溶かすために使う水がなくなる心配だったり、どのぐらいの量があるのかというのは、何か具体的に分かったりするものなのか、質問させていただきます。

(市長)
 担当からお答えします。

(ガス水道局長)
 冬場と違いまして、各地の消雪用井戸を上げるという状態ではありませんので、水がなくなるというところは今のところ心配しておりません。
 量的な話は、今のところ不明確です。

(記者)
 ありがとうございます。

(記者)
 まとまった量の雨が降りましたが、急造の設備ですとか、例えば、高田発電所の鉄管のところから水を流すために切ったトレンチ等への雨による影響というのはなかったのでしょうか。

(市長)
 今のところそういう報告は聞いておりません。

(記者)
 ないということでいいですか。

(ガス水道局長)
 まず放流するにあたって、安全基準といいますか、放流する前に基準を決めておりました。雨量がこれぐらいになったら水を止めましょうという決まりを作って、水を流し始め、放流を始めましたので、今回、その雨量に達したので、一時的に水を止めております。また、再開する基準がありますので、その基準になったら、改めて放流を始めるということにしております。
 また、綱子川側から正善寺ダムへの流入を始めたところなのですが、その取水のために川に積んだトンパックが一部流出といいますか、というところが昨日の雨であったと聞いております。今のところ確認しているのは、そこだけということになります。

(記者)
 局長にお伺いしますが、最初に触れた、基準雨量に達したので一度水を止めましたというのは、これは城山というか後谷からの配水ということでしょうか。

(ガス水道局長)
 はい。後谷からの水を遮断しました。鉄管からの放流というところです。

(記者)
 分かりました。

(記者)
 今回、9月10日までは断水を避けられるということなのですが、今お話のあった、そもそもの発電所からやってくる管が壊れたわけですよね。
 それで、国に対する要望だとかやられたと思うのですが、その辺の復旧見通しというのは、それがないと、なかなか根本的な問題解決にならないと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

(市長)
 国には技術的な面について、ご指導いただいておりますし、もともと県の施設ですので、早期復旧については、私たちも強く要請しているところです。

(記者)
 いつぐらいに、どういう格好になるとか、いつぐらいに着手してどうなるとか、そういったことというのはないのでしょうか。

(市長)
 それについては担当からお答えします。

(ガス水道局長)
 今、破断したところにはサージタンクという円柱状の施設が残っておりますが、その施設のダム側といいますか、そこの脇から管を通して、仮設的な水を通すという工事については、準備を進めて今始めたというふうには聞いております。
 ただ、いつ完成するかというところは、工事を進めながらですので、いつ終わるということは、今のところ聞いておらないところです。
 本設の工事についての説明は、今のところ県から聞いておりません。

(記者)
 仮設的な工事は、もう着手しているということでいいのですか。やる準備をしているということですか。

(ガス水道局長)
 資材の搬入等を始めていると聞いております。

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