砦頂上に設置されている碑(1枚目)、看板と砦頂上からの眺め(2枚目)
保存会による古道の草刈りの様子(3枚目)、設置された階段(4枚目)
狼煙上げの準備(5枚目)、実際の狼煙上げの様子(6枚目)
滝寺砦は、春日山城南に位置する、標高170メートルの尾根頂を中心に築かれた春日山城周辺砦群の一つです。春日山城外郭の見張り所的な存在で、宇津尾砦、トヤ峰砦との伝達機能を持つともに、東方山裾の警備にあたっていたと考えられています。
頂上から東へ尾根を下ると上杉謙信公の祈願所と伝わる滝寺毘沙門堂があり、さらに東の飯集落には、謙信公が出陣の際、軍勢が集結し、鼓舞した場所と伝える陣取原(ズンド原)があります。
滝寺歴史保存会は、前身の「滝寺砦で狼煙を上げる会」から、令和2年に「滝寺歴史保存会」として発足し、謙信公祭での狼煙上げのほか、滝寺砦の調査研究、古道整備、石碑や案内板の設置、砦と毘沙門堂、滝寺不動、水芭蕉群生地を結ぶウォーキングコースの整備など、地域の歴史文化を広く次世代へ継承するための様々な活動を行っています。
滝寺歴史保存会
滝寺砦は平成30年に所在が判明した砦です。
砦の判明を期に、砦周辺の整備をすると同時に標柱案内看板の設置並びに石碑の建立、古道の整備をして滝寺町内の歴史と自然を観察できるウォーキングロード(4.5キロメートル)の作成を行いました。
現在、この道をマウンテンバイクを走らせたり、トレイルランニングをする人もおります。
謙信公祭では、狼煙を上げる仲間入りをして活動しています。
上越市「地域の宝」をご覧ください。